伊予消防等事務組合 ポンプ車
伊予消防等事務組合 ポンプ車
今回紹介するのは伊予消防等事務組合 ポンプ車。
前回の車両系ブログ更新から約5か月が経ってしまいました^^;
ベース車:いすゞ エルフ
艤装:モリタ
種別:消防ポンプ自動車 CD-Ⅰ型
いすゞエルフをベースにモリタが艤装。装備自体は標準的なポンプ車と変わらないが、目を引くハイルーフ部は特異だ。
ハイルーフ部を手掛けるのはいすゞ車体株式会社。官公庁向け車両架装に「パトデフ&ハイルーフ」の名称で設定されている。設定は二分割構成で赤色灯部が「パトデフ」、キャビンハイルーフ部が「ハイルーフ」となっている。
形状自体はかつていすゞが制作していた救急車(スーパーメディック)の赤色灯部に酷似している。
赤色灯部にはスピーカー、モーターサイレンも組み込まれている。それによって運転席、助手席部の室内屋根高はほぼ標準高と変わらない。
バンパーにはいすゞ純正オプションのリップスポイラーが取り付けられている。
左側面。積載庫は直線的なエッジの効いたデザイン。シャッターは銀を基調に赤ラインを入れた二枚組。ドアバイザーはメッキ。
左側面にはポンプ操作部と吸管巻取り装置を装備。水槽を装備していないため、開口部の広い貫通タイプの資機材庫を設けている。
右側面。こちらも左側面同様にポンプ操作部を設置。吸管はなく、背負い式のホース搬送器を二つとホースブリッジを収納。
後部。ホースカーを積載している。屋根上には延長用の吸管を載せている。
全体的に簡素な構造になっている。
キャビン内部。見ての通り前部はほぼ標準高になっているが、後部は220mmの拡張がされている。署近くのショッピングモールで発生するPA連携に頻繁に出場するようだ。
今回はこの辺で。
担当してくださった隊員様、ありがとうございました。